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硬筆書写検定試験 ギリギリ合格を目指さない

9月も中旬になり、11月の硬筆書写検定試験も近づいてきました。

試験なので、もちろん試験対策のようなものは、知っておいた方が良いのですが、ギリギリ合格できればいいかな、という考え方はおすすめできません。特に1級を目指す方達は、合格率10%未満の狭き門なので、「もう何でもいいから合格できたらいい」と思う気持ちもとてもよくわかります。

でも、ギリギリ合格を目指すと、それが字や普段の練習態度にも反映されてしまいます。そこが、手書きの怖いところだと私は思います。普段、字を見ていても、その人の心理状態がなんとなく字に反映されているのを感じたことはないでしょうか?その為、丁寧に書かれた文字は、見ていてとても気持ちの良いものだと思います。

それが、発展して、本番の試験でもその心理状態や、それまでの練習してきたものが、びっくりするほど現れてしまいます。

 

つまり、「ギリギリ合格」を目指すのではなく、自分でできる範囲の中で、完璧に近い状態を目指すと上手くいきやすいです。例えば、1級の三体の草書(生徒さんに渡す500字程度のリスト)を8割くらい覚えたらいい、ではなくて、100%完璧に暗記して秒で思い出せるようにする=どの過去問を書いても書けない草書はないというくらい覚えるなど、自分でできることは、すべてやり切ることです。

 

他にも、レッスンで過去問を添削された時に、間違えた字や指摘されたところは、2度と間違わないように覚えて、試験で出題されたら

「ラッキー」と思えるくらい練習するなどです。むしろ、自分の苦手なところが得意なところに変わるくらい練習するということです。

 

試験本番では、実力の8割くらいしか発揮することができません。硬筆書写検定試験をまだ受験されたことがない方でも、今まで受験した試験を思い出していただけたらわかると思いますが、びっくりするほど、自分の実力しか出ません。これは、硬筆書写検定試験を受験した時の忘れられない率直な私の感想です。だからこそ、普段の練習でいかに本番で自分の実力が発揮できるように自分を持っていけるかが重要です。

 

以上、楽しいペン字ライフを!

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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